英語を流暢に話すためには、「英語脳」を育てることが重要です。
本記事では、日本語と英語の思考法の違いと、それをどのようにして克服するかについて探ります。
はじめに
みなさんは、英語を学習した時、またはしている時に「壁」にぶつかったことはありませんか?
私もみなさんと同様の「壁」にぶつかっていましたし、今でも英語は難しいなぁと感じています。
その「壁」とは?
私が考えるに、英語は使う文字が異なるのはもちろんのこと。英語と日本語では文の構造が違いますよね。
また、文を構成する考え方も違うのです。
このせいで、日本語を英語に翻訳、またはその逆が難しく感じてしまうのです。
その壁を破るためには、「英語脳」を育てていく必要があります。
英語脳とは?
英語脳の定義
英語脳とは、英語での思考や表現が自然に行える心理状態を指します。
この状態では、翻訳せずに直接英語で考えることができます。
英語を単なる学問としてではなく、生きた言語として使いこなす能力につながります。
日本語と英語の思考法の違い
語順と文の構造
- 日本語: 日本語はSOV(主語-目的語-動詞)形式の語順を取ります。文末に動詞が来るため、話の結論や行動が文の最後に明らかになります。
例えば、「道端で猫を見た」と人に伝える際に、「猫を見たんだよね」と話している人を省略することが多いです。
日本語において、話す本人が話す相手に対し、「私は猫を見たんだよね」と自分のことを言うのは違和感ありますよね。 - 英語: 英語はSVO(主語-動詞-目的語)形式です。動詞が先に来るため、英語話者は文の初めに行動やプロセスに焦点を当てがちです。
例えば、先ほどの例と同様に、「道端で猫を見た」と言う場合、「I saw a cat.」と話し手は誰が見たのかを伝えます。
日本語と逆に、主語を省略してしまうと「Saw a cat.」となり話の受け手は、え?誰が?と困惑するでしょう。
また、現在形で伝える場合、主語を除くと「See a cat.」となり、命令形になってしまいます。英語は語順をとても気にします。
文脈と明示性
- 日本語: 人々が話すときに直接的で強い表現を避けることが多いです。特に「いいえ」とはっきり言うよりは、婉曲的な言い方をすることが一般的です。これは、相手の気持ちを考えたり、誰かを傷つけないように配慮するためです。日本語の話し方は、相手を尊重し、調和を大切にする文化を反映しています。
- 英語: 直接的で明示的なコミュニケーションを好み、意味は言葉自体によってより明確に伝えられます。言葉での明瞭な表現が重視されます。
対人関係と表現
- 日本語: 間接的な表現が好まれ、直接的な否定や批判を避ける傾向があります。聞き手の感情や立場を尊重する表現が一般的です。
- 英語: 直接的で率直な表現が一般的で、個人の意見や感情をストレートに表現することが期待されます。
集団主義と個人主義
- 日本語: 日本の文化は集団主義に根ざしており、言語使用はこの文化的背景を反映しています。グループの調和や共同体への帰属感を強調します。
- 英語: 西洋文化、特に英語圏では個人主義が強調されることが多く、自己表現や個々の権利が言語使用にも反映されます。
英語脳を育てる方法
1. 英語での浸透
- 方法: 日常生活で英語に触れる時間を増やす。例えば、英語の映画やテレビ番組を見たり、英語のラジオやポッドキャストを聞いたりする。
- 目的: 英語に慣れ親しみ、自然に聞き取りや理解ができるようになる。
2. 英語で考える
- 方法: 日常的な思考を英語で行う。例えば、計画を立てるときや日記を書くときに英語を使う。
- 目的: 母国語に頼らずに直接英語で思考する習慣をつける。
3. 英語の環境に身を置く
- 方法: 英語圏の国への留学や旅行、または英語を話すコミュニティやグループに参加する。
- 目的: 英語を話す環境に身を置くことで、自然な会話能力を高める。
4. 定期的な英語の使用
- 方法: 日常的に英語を話す練習をする。英語での会話クラブに参加したり、言語交換パートナーを見つけたりする。
- 目的: 実際の会話練習を通じて、英語を自然に話す能力を養う。
5. シャドーイング
- 方法: 英語の音声やビデオを聞き、話者の発音やイントネーションを真似る。
- 目的: 英語のリズムや発音を自然に身につける。
6. 語彙の拡張
- 方法: 新しい単語やフレーズを積極的に学び、実際に使ってみる。
- 目的: 英語の語彙を増やし、表現力を高める。
7. 文化への理解
- 方法: 英語圏の文化、歴史、社会に関する知識を深める。
- 目的: 言語だけでなく、その背景にある文化も理解することで、より深い言語の理解を得る。
Q&A
Q: 英語脳を育てるのに最も効果的な方法は何ですか?
A: 英語環境に身を置くことと、積極的に英語で考え、話すことが最も効果的です。
Q: 日本語と英語の思考法の違いを克服するには?
A: 英語で直接思考する練習を積むことと、文化的背景を理解することが重要です。
Q: 英語話者と日本語話者の間で見られるコミュニケーションの違いは何ですか?
A: 英語話者は個人の意見や感情を直接的に表現する傾向があり、日本語話者は調和を重んじ、相手の感情や立場を尊重する傾向があります。
英語を学ぶ近道とは?
英語を学ぶ上で、裏技のようなものはありません。
しかし、独学で学ぶ場合に比べて格段に早くなる道はあります。
それは、英語の環境に身を置くことです。
私が思うに、留学が最も英語の環境に身を置けていいと思います。
留学という選択肢
マルタは地中海にある、小さな島国ですが、海が美しく、何より他のヨーロッパの国にすぐに遊びに行けます。
ヨーロッパにも行きたいし、英語も話せるようになりたい人にとってはいい選択肢だと思います。
私はアイルランドに留学しましたが、マルタから来た人も多く、マルタはとても良かったと話している人が多かった印象です。
英会話教室という選択肢
ですが、留学する費用はない人や、いきなり海外はハードルが高いなんて人もいると思います。
そんな人は、国内で英語の環境に身を置きましょう。
それは、英会話教室です。
「シェーン英会話」はZ会が提供している英会話教室で、全国に支店があります。
興味がある方は、一度ホームページを見てみてください。
また、直接行くのはちょっと時間がないなぁ・・・なんて思っている人は、
オンラインで英会話を学びましょう!
「AQUES」はYouTube等で宣伝を見た人もいると思います。
こちらも、興味がある方は一度ホームページを見てみてください。
英語学習アプリという選択肢
まだ、英会話できない
英会話の前に、英語をとリあえず勉強したい
そういった方には、「英語学習アプリ」があります。
家で参考書を見ながら勉強するという方法もありますが、なかなか続かないものです。
ですが、アプリなら移動中の短い時間でも寝る前のわずかな時間も、お風呂に入っている時間でも
隙間時間で英語が学べます。
テレビのCMやYouTubeなどでも宣伝されている有名な「スタディサプリ」です。
TOEICテスト対策とありますが、TOEICを受けない方でも問題なく英語学習できます。
なんなら、これを機にTOEICに挑戦してみるということも面白いと思いますよ。
TOEICは就職に有利ですからね。
まとめ
英語脳を育てるためには、日本語と英語の思考法の違いを理解し、英語で直接思考する練習が不可欠です。
この過程を楽しみながら、英語力の向上を目指しましょう。
ご意見・ご感想等ありましたら、コメント欄までお寄せください。
今回も、拝読ありがとうございました。
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